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高尾駒木野庭園
『高尾駒木野庭園』は、大正末期から昭和初期に建てられた本格的な日本家屋の外観をそのままの形で残して改修し、のちに周囲を庭園として整備した本格的な日本庭園です。 「心」という文字をかたどった心字池(しんじいけ)を中心に造られた池泉回遊式庭園や石や砂を水に見立てた枯山水、そして「侘・寂」を具現化した簡素な庭にたたずむ四季折々の花々。都心の有名な庭園ほど大規模ではありませんが、奥深い日本庭園をゆっくりお散歩してみてはいかがでしょうか。
池泉回遊式庭園
池泉回遊式庭園は主に「龍門瀑」と「心字池」の2つを中心に構成されています。心字池を中心に園路が配置されており、鶴島、亀島、滝石組、藤棚、蓮池などを回遊しながら鑑賞することができます。さらにこの庭園には藤棚があり、春先には藤の下で休憩しながら藤を愛でる事もできます。
心字池ではたくさんの錦鯉を鑑賞することもできます。発祥の地は新潟県の山古志地方です。ここで作られた大正三色が”錦”の名前の由来になっていますが、心字池ではこの代表的な大正三色の他、昭和三色、五色、紅白や山吹黄金などの種類を鑑賞できます。カラフルな色彩に魅了され、一部の品種に見られる渋さは「侘・寂」にも通じ、日本文化の「泳ぐ芸術品」として観賞されています。
みどころ
枯山水
室町時代に禅宗寺院の庭を中心に発達した庭園形式です。白砂の上に大小の自然石や植栽などを組み合わせることで、ひとつの観念的世界を表現します。 本庭園は水のかわりに砂利を用いて、枯滝石組、三尊石などを配備し、深山幽谷の流れを表現しています。
露地
露地とは、茶室に付随する庭園の通称です。また、茶庭とも呼ばれます。本庭園は自然石の手水鉢を用いた表千家様式で、下部に水琴窟を設置することによって、「用・景」だけでなく「音」も楽しめるようになっています。
インフォメーション
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住所
東京都八王子市裏高尾町268-1 ※目的地をクリックすると住所や電話番号、目的地経路の検索が表示されます。
2018.02.20
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