エンターテイメントの最高峰!みちのくプロレスは勇気をくれる!

みちのくプロレスは、主に東北地方を代表する老舗プロレス団体である。所属選手はとてもキャラが濃く、かつこちらを楽しませてくれるパフォーマンスには圧巻だ。ぜひともご自身の目で最高峰のエンターテイメントを体感していただきたいと思う。

そこで今回は、みちのくプロレスの魅力と試合の楽しみ方についてご紹介する。

試合までの前座が最高に面白い!

みちのくプロレスは地域密着型の団体のため、リングを設置する広さのある会場と東北近郊ならいたるところに駆けつけてくれるのも魅力だ。メインステージの試合はもちろん見所なのだが、試合前に行われるストーリー形式の前座が最高に面白い。ザ・グレート・サスケ選手をはじめとする所属選手の方々が自ら俳優となり、コントあり笑いありのステージを繰り広げてくれる。

時には、観にきてくれているお客さんに霧を吹きかけたり、選手同士いきなり乱闘パフォーマンスをしたりなど、会場全体で楽しもうとするそのパフォーマンスは、観ているこちらまでボルテージを上げてくれる。

ちなみに、東北近郊でなくとも全国各地での興行の前座も非常に面白い。出稼ぎシリーズやみちのく二人旅、覆面ワールドリーグ戦や鉄人などテーマに沿った試合がある。中でも、ザ・グレート・サスケとバラモン兄弟の抗争による「宇宙大戦争」は、全9回にも及ぶ長期間で開催され、多くのファンを動員する歴史的試合となった。

興行でしか見ることのできないパフォーマンスもあるため、各地にみちのくプロレスが来る際には前座も楽しみに会場へ足を運ぶことをオススメする。

先ほどのおふざけは一体どこへ!?メインの試合は感動モノ!!

前座のアットホームな雰囲気から一変、メインの試合が始まると選手たちの目つきも真剣になる。相手選手を挑発し、いざ試合が始まると様々な得意技を繰り広げる。最初は素手で対決したかと思えば、突如スーツケースやパイプ椅子、ボーリングの球や標識などのアイテムが登場し、相手選手に攻撃していく。

場外乱闘も楽しみの一つ。前列のお客さんが避難する中、物を平気で投げてみたり設備に相手選手をぶつけたりするのは、会場でしか味わえない魅力がある。※もちろん周りのお客さんに被害が及ばないよう、細心の注意を払った上での大胆なパフォーマンスである。

試合をより一層楽しむのであれば、選手の動きをしっかりと観察していただきたい。一見すごく痛そうに見える技でも、選手たちは日々鍛練し受け身のプロのため、受け身の上手い選手は体力の消耗が最小限で収まっている。選手たちは勝利を手にすることはもちろんのこと、お客さんにいかに楽しんでもらえるかを考え、技を受けてヘトヘトになりながらも気持ちをぶつけて来る。

それに応えるかのようにこちらのボルテージもMAXになるため、これでもかと言わんばかりの声援を送る。初めて観にいった場合も、お気に入りの選手がいれば大声援で応援しよう。

また、ルールを知らない素人からすると、「なんでここの場面で技出さないの!?チャンスなのに」と思うこともあるだろう。それは、出してはいけない細かなルールの元選手たちは動いているから出さないのである。そういった細かなところまで観れる会場だからこそ、深い部分も知って試合を観察するとより一層楽しめること間違いなしだ。

決着がつき試合終了のゴングが会場に鳴り響くと、その臨場感から「感動」とも思える感情になる。負けた選手は悔しい顔をし、見事勝ち取った選手は達成感のある顔をし、勝利のスピーチを行う。時には勝った喜びから涙する選手もいる。その光景からは、観ているこちらまで涙してしまう。自分の応援している選手が勝ったら、まるで自分のことのように喜んでいるファンもいる。

終了後は選手がお見送りしてくれる!!

試合が終わり終演のアナウンスが流れると、会場の出口では選手たちがお見送りをしてくれる。そこでは、サインを書いてくれたり握手をしてくれたりと、ファンであれば選手と触れ合え、例えファンでなくとも明るいアフターサービスをしてくれるため、選手たちの頑張っている姿にファンになること間違いなしだ。会場には、選手たちのグッズやパンフレット、DVDなどもあるので試合前や試合後に購入できる。

番外編!バラモン兄弟には気をつけろ(笑)

バラモン兄弟(バラモン・シュウ、バラモン・ケイ)が出場する試合に行く場合、荷物はコンパクトに最小限に、タオルを常備、着替えを用意しておこう。会場の場所にもよるが、時に霧を吹きかけられたりお客さんのバッグを武器に使われてしまったりすることがある(笑)その被害に直面したくない場合必死に逃げることをおすすめする。

笑いあり涙ありのパフォーマンスは、その場の雰囲気や音など、五感で体験するからこそ楽しめるもの。個性的な選手たちはもちろんのこと、肌で感じれば「みちのくプロレス」の虜になるだろう。東北に足を運んだ際や興行が開催された時には、ぜひともみちのくプロレスを目撃していただきたい。

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