旧古河庭園(Kyufurukawateien)
東京都北区に位置する「旧古河庭園」。
元は明治の元勲・睦奥宗光(Munemitsu Mustu)の邸宅として造られ、後に古河家に所有が移転、現在は都立庭園として親しまれています。
「旧古河庭園」のバラ
都心の人気観光地である旧古河庭園が特に賑わうのが、園内に“バラ”の花が咲き乱れる春と秋。それぞれの季節には「春のバラフェスティバル」、「秋のバラフェスティバル」が開催され、多くの花見客が集まります。旧古河庭園は、東京都内でも屈指の“バラの名所”です。
通常は日中のみ開園の旧古河庭園ですが、春には「春バラと洋館のライトアップ」が実施され、ライトアップで闇夜に浮かび上がる“バラ“と“洋館”の競演は、まさに幻想的な美しさ。昼間とは趣の異なる魅惑の表情で、人々の目を奪います。
格調高い「洋館」
格調高い洋館は大正8年(1919年)竣工、鹿鳴館やニコライ堂などを手がけたイギリス人建築家ジョサイア・コンドルによる設計で、煉瓦造りの質実剛健な2階建ての洋館。その最大の特徴は、洋館の内部に和室があるという、極めて珍しい設計にあります。
1階はすべて洋室で、主に来賓のために使うための部屋が並ぶ(応接間、ビリヤードルームやブレックファスト・ルームなど)。
2階には、客用の寝室と、館のあるじ・古河虎之助の家族3人のための生活空間。
ドアをあけると、中には伝統的な和室、小さな子供部屋があります。洋館の内部の見学は、事前申込が必要になります。内部も素敵なので、ぜひ見学してください。
美しい洋風庭園と格調高き洋館、そして色鮮やかに咲き誇る華麗なバラの花々が見事に調和した風景は、きっとあなたの心を打つこと間違いありません。
インフォメーション
住所 | 東京都北区西ヶ原1-27-39 |
電話番号 | 03-3910-0394 |
営業時間 | 午前9時~午後5時 ※ライトアップなどイベント期間中の開園時間はHPで確認ください。 |
定休日 | 年末・年始(12月29日~翌年1月1日まで) |
入園料 | 一般 150円 小学生以下 無料 65歳以上 70円 ※洋館は別途入館料が必要。 入館料 一般400円 小学生以下無料 |
最寄り駅 | JR京浜東北線 上中里駅 下車 徒歩7分 東京メトロ 南北線 西ヶ原駅 (N15)下車 徒歩7分 |
HP | http://www.otanimuseum.or.jp/kyufurukawatei/ |