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殿ヶ谷戸庭園
都立殿ヶ谷戸庭園は、国分寺崖線の南側斜面を利用し、湧水と植生を巧みに生かした回遊式林泉庭園です。この公園の名称の由来は、この地がむかしは国分寺村殿ヶ谷戸という地名であったことに由来しています。
もともとは1913年(大正2年)に作られた江口定絛(Sadae Eguchi)の別荘で、1929年(昭和4年)に三菱財閥の岩崎家の所有となり、和洋折衷の回廊式庭園となったものです。1974年(昭和49年)に東京都が購入し、都立公園として有料開放されています。
庭園内では、年間を通じ様々な行事が催されており、特に「紅葉を楽しむ会」(11月下旬頃)をはじめとする秋冬の行事が人気です。
回遊式林泉庭園
国分寺崖線は古来より「ハケ」と呼ばれ湧水を供給し続けてきました。園内にも東京都の名湧水57選に選出された湧水を有しており、こんこんと湧き続けている清水は、まさに清流の上流域を思わせるような苔むした岩場の間を静かにゆっくりと落ちてゆき、次郎弁天池を経て野川まで注いでおります。
次郎弁天池へは天然の湧水が常に流れ、自然の中に和風情緒あふれる贅沢な景観を描きます。湧水の量は1分間に平均して約37リットル。古くには縄文時代より飲み水として利用されていたそうです。夏は深緑、秋は紅葉に包まれながら、流水のつくりだす神秘的な庭園美を満喫していただけます。
みどころ
紅葉亭
高台にある茶室「紅葉亭」から見下ろす次郎弁天池と四季折々の草花の眺めは絶景です。こちらではお茶会が定期的に開かれていて、お茶を頂きながら美しい武蔵野の自然を楽しむことができます。
鹿おどし
紅葉亭の脇には 「鹿おどし」が設けられています。 江戸時代の詩人石川丈山が畑の作物を鹿から守るため考案したものでしたが、 竹に注ぐ水音、 こぼれ落ちる清水、 石を打つ竹の響きの侘びた風情が、 風流人に好まれて日本庭園の景物となったそうです。
インフォメーション
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住所
東京都国分寺市南町二丁目 ※目的地をクリックすると住所や電話番号、目的地経路の検索が表示されます。